H O M E
こんばんは。管理人のジョーです。
今日からは8つのブロックに分けて各校を紹介します。
今日は第1シード石見智翠館のいるAブロックついて紹介します。
【Aブロック】
Aブロック組み合わせ
<画像を押して拡大>
【見所】
第1シード石見智翠館のいるAブロックはシードの石見智翠館の実力が飛び抜けたブロックとなった。他のチームは今代で公式戦未勝利校が揃った。どのように石見智翠館に挑むのかに注目したい。
01.石見智翠館
秋:準優勝 春:優勝 石見:不出場
石見智翠館は秋から島根県のトップを走り続けている名実ともに第1シードに相応しい戦績を残し続けており、今大会も優勝候補筆頭に挙げられる。昨年代からセンターラインの選手が多く残る中、2021年代以来の秋季中国大会出場を決めた。秋は3回戦では開星とのタイブレークを蘭のサヨナラ打で制して勢いに乗り準優勝した。チーム全体で初回に得点する事が多く前半に優位を作って逃げ切るパターンで勝ち進んだ。決勝戦では失策から許した失点が決勝点となった。秋季中国大会では島根県勢唯一となる1勝を挙げたが、敗戦した準々決勝の下関国際戦でも守備のミスから崩れる結果となった。春は秋と殆ど変わらない選手の顔触れで戦った。大会序盤は5回まで得点があまり奪えない展開が続いたが6回以降の大量点で勝ち進んだ。準々決勝の大社戦では9回2死から同点に追いつき、タイブレークで勝ち越し逃げ切る粘り強さを見せて勢いに乗る。準決勝の立正大淞南戦では相手を研究し尽くしたような迷いの無い攻撃が光った。決勝戦で開星を下し2018年代以来8年ぶりの優勝を果たした。特に5試合で5選手で6本塁打の長打力が光った。一方で守備や走塁のミスの多さも目立った。春季中国大会でも2勝を挙げ決勝に進出する活躍を見せた。中国地区の強豪校相手でも長打力は健在で3試合で3本塁打と広くなった浜山球場の影響を全く感じさせなかった。山陰大会では4番手以降の投手を試し初戦の岩美にタイブレークの末サヨナラで敗れたものの、強さが際立つ活躍を見せつけ続けている。
チーム全体を通しての強さの秘訣は先制点を奪う能力の高さにある。16試合中12試合で先制点を奪っていて、島根県大会に限ると10試合中実に9試合で先制点を奪っている。特に初回の先制点を奪う割合が高く、12試合中7試合が初回の先制点、3回までに9試合で先制点を奪っていて1巡目から相手投手を捉える能力に長けている。一方で先制点を奪われた試合は先攻後攻に関わらず4試合中1勝に留まっている。夏に勝ちきれるか否かのポイントに先制点を奪うことができるかを挙げておきたい。
躍進を支えるのが3枚のエース級を揃える投手陣だ。昨年代から主戦投手として活躍した住田がエースナンバーを背負い続ける。右上から最速140km/h前半の速球と大きく横に曲がるスライダー、カーブ、落差の鋭いフォークを主体に組み立てる本格派投手だ。秋は球が抜けて苦しむ場面もあったものの、完投する力が付いてエースとして大半のイニングを投げた。春の序盤はやや調子が上がらず、重要な試合の先発を後述する橋本に譲ったもののリリーフとして要所を締める活躍で優勝に貢献した。準決勝の立正大淞南戦は最も球が走っており最速を更新した。秋から春にかけて変化球が良くなっており、特にスライダーは横に大きく曲がり右打者が苦しんでいた。試合・捕手によってスライダー主体とフォーク主体の日があったことが特徴的だった。春季中国大会では再び先発として初戦の高川学園戦と決勝戦の創志学園戦に登板。いずれの試合も好投したが、終盤にやや球威が落ちる。高川学園戦では7回以降に制球を乱して苦しんだが、結果完投したことは自信になっただろう。
2番手の橋本は左上から140km/h前半の速球とスライダー、フォークが主体のキレのある速球が武器の投手だ。投げっぷりが良い投手という言葉が似合う投手で制球はある程度散らばりながらもストライクは先行する投球をする。春にかけて大幅に成長した投手で、秋は力強い直球で押すだけであったが春以降は変化球の精度が向上したことで的が絞りにくくなった。今大会も主軸として期待される。
3番手の蘭は左スリークォーターから130km/h後半の直球とスライダー、チェンジアップを投げる。キレと制球が良く、横の角度ある投球が持ち味の投手だ。秋は開星戦などでの好リリーフが目立ったが、春はあまり登板機会に恵まれなかったが落ちる変化球の割合が増えた。春季中国大会でも立正大淞南戦の先発を任され好投した。春以降やや制球が散らばることが気になる。今大会でも大会序盤や準々決勝以降の厳しい場面のリリーフでの登板が予想される。その他に竹嶋は伸びのある直球が武器の左腕、勝浦は長身から投げ下ろす投球が武器の右腕などが控える。
野手は1年生から不動の遊撃手を務める吉村を筆頭に、有村、田中の3人が核を担っている。打線では秋季中国大会からスタメンはあまり変わらず吉村、有村、田中の3人の並びは殆ど固定されていて嫌な打者が連続で続くように配置されている。打線全体では例年のような引っ張り一辺倒では無く、状況によってセンターから反対方向にも強烈な打球を打ち返すことができる。長打の数も多く本塁打だけでなく三塁打や二塁打の数もとても多い。左投手も苦にしておらず得点を重ねている。下位打線もバットは振れていて総じて攻撃力は高い。采配では盗塁が多く、結果的にエンドランの形になることも多い。状況によって送りバントも使うが秋春はあまり積極的に小技を使った印象は無い。走塁では積極的に次の塁は狙ってくるが暴走も多い。
右打者では有村、オセモータは特に打球に力のある打者で春の島根県大会と中国大会で本塁打を放っている。谷口も本塁打を放つ力があり、下位に座る塩谷も本塁打を記録している。左打者では吉村は左投手も全く苦にしない好打者だ。春の島根県大会序盤は外角の直球を打っての中飛が目立ったが、3回戦の邇摩戦で踏み込んで引っ張り本塁打を放つと、準々決勝でも同様のコースを同じ打ち方で本塁打を放ちパワーも付いてきた。盗塁も多く塁に残しても厄介な注目選手だ。田中は4番として勝負強い打撃が売りだ。特に春の大社戦では注目の相手エース長畑廉から勝ち越し打を放った。春の島根県大会でDHを務めた橋本は二刀流として注目される。センター方向へ鋭い打球を飛ばす強打者だ。春の中国大会は有村が故障のためDHに入ったため出場機会が無かったが春の島根県大会では好調だった。チーム全体で右の変則及び制球型の投手にやや苦戦する傾向がある。
守備では春の島根県大会では大会を通して守備のミスが多く、特に試合中盤以降にミスが出ることが目立つ。それでも中国大会への1ヶ月で守備をかなり鍛えてきたが、決勝戦の創志学園戦では2回に守備のミスが連発して自滅した。集中力が1試合持たないことも多くムラがあるのが弱点と言える。春以降捕手を3人で争わせている。1年生から正捕手を務めた田中が秋と春の初戦は捕手として先発したが、バッテリーミスが多く課題を残していた。春の島根県大会3回戦から中田に正捕手が替わった。強肩が売りで捕手としての能力は申し分無い。三塁手が岡下、中村などを起用していたが、守備が安定せず秋は三塁手のミスから失点していたため三塁手に田中を回せることも追い風となった。しかし、春季中国大会では直前でベンチを外れアクシデントかと思われたが、翌週の山陰大会ではスタメンマスクを被っていたことから恐らく偵察の多い春季中国大会では別の捕手を起用したのではないだろうか。春季中国大会でスタメンを掴んだのが若林だ。強豪校相手でも落ち着いて守備をこなしていた。内野手では遊撃手の吉村が守備の動きが良く、特に打球の一歩目と1球毎に細かく守備位置を変える読みも良い。しかし、三遊間の打球で時々雑な捕球を見せる。外野手ではセンターの塩谷は守備範囲が広く、ライトを守るオセモータの俊足強肩にも注目だ。
02.出雲西
秋:1回戦 春:2回戦 出雲:1回戦
出雲西は今代公式戦未勝利で秋は出雲商業、春は立正大淞南に5回コールドで敗れた。出雲地区大会では出雲工業相手に先制点を奪うなど善戦したが敗れた。
投手では藤原、陰山、花原の3投手が中心となる。藤原は右上からチームで最も強い直球を投げることが武器だ。陰山は球は速くないものの小さく沈む変化球が持ち味の右腕。花原はチーム唯一の左腕で緩い変化球が持ち味だ。出雲地区大会では5失策と守備から崩れた。送球、捕球以外にもバッテリーミスもあった。これが四死球と相まって失点に絡んでいるので課題だ。
攻撃でも藤原がチームを引っ張る。出雲地区大会では7回で打ち切りとなったが12安打で選手の偏り無く全体的に安打を放っていた。先制点に絡む雰囲気を作ったのが1番を打つ藤原だった。チーム一丸となって石見智翠館から得点を奪いたい。
03.出雲農林
秋:2回戦 春:2回戦 出雲:2回戦
秋は大東との連合チームで出場し大社に敗れた。春からは単独出場に戻ると、1〜4回まで連続得点をするも逆転で出雲に敗れた。出雲地区大会でも大東に先制点を奪うが直後に逆転されて敗れた。まずは公式戦初勝利を掴みたい。
投手では昨夏から主戦として活躍したエースの大塚がチームの鍵を握る。右上から120km/h中盤の直球と多彩な変化球を操る。昨夏時点では、どちらかというと制球の良い投手という印象であったが、秋・出雲地区とやや四死球が多くなった。1人で投げ抜くスタミナはある。出雲地区大会では失策や捕逸のミスがあり、打たせて取る投手なだけに守備でエースを支えたい。
攻撃では大塚と森山がチームの核を成す。出雲地区大会では7安打を上位から下位打線まで満遍なく打った。しかし、得点は2回に相手のミスで貰った1点だけで自力で得点できなかった。どうやって1点奪うがの工夫が攻撃の課題だ。
04.情報科学
秋:1回戦 春:1回戦 松江:1回戦
情報科学は秋は松江西・浜田商業の連合チームで参加し、平田に善戦するも敗れた。春からは単独出場に復帰し、出雲に初戦で敗れた。松江地区では松江北と対戦し相手エースの田邊に抑え込まれ敗れた。今代の公式戦初勝利を狙う。
エースの平井は制球の良い好投手だ。右スリークォーターから直球とスライダーの出し入れが素晴らしい。左打者への投球は相手に左打者が少なく確認できなかったことは懸念事項だが制球が乱れるようには見えない。牽制が速く、1塁走者は注意しないと刺されるだろう。投手から崩れることは想像しにくい。反面守備には課題を残していた。松江地区大会では6失策と守備が乱れた。内野手の捕球ミスが多く、外野手は後方の打球への反応が悪く、全体的に際どい打球を捕球できていなかった。エース平井が打たせて取る投球が持ち味なだけに守備を鍛えて夏を迎えたい。
攻撃では2から4番の平井、松本、岩崎の左打者トリオが攻撃の軸となる。全体的にスイングは弱く、春・松江地区と得点を奪うことができていない。何とか得点を奪いたい。
明日はBブロックの各校の紹介をお楽しみにお待ちください。