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2026/04

14

2026年春季島根大会
島根県大会の
Cゾーンの見所

こんばんは。管理人のジョーです。

 

連載3日目の今日はCゾーンの見所を紹介します。

 

 

【Cゾーン】

2026年春季島根県大会 組み合わせ

2026年春季島根県大会Cゾーン組み合わせ

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【秋季大会の成績】

〇準優勝:石見智翠館

〇8強:大社

〇16強:邇摩、益田

 

 

【ブロックの見所】

 ブロック全体では第2シードの石見智翠館を大社を筆頭に有力な公立校が打倒に燃える。左腕投手を擁するチームが他のブロックに比べて多いことが特徴的だ。

 上側のゾーンは石見智翠館に三刀屋、邇摩、安来と近年安定して勝ち上がるチームが挑む構図となった。三刀屋と安来は秋季大会で16強に入っていないが松江南と開星に競り負けているため実力的には申し分ない強さを兼ね備えている。

 下側のゾーンは大社が一歩力的には抜けているが、秋16強の益田、松江商業らの公立校も油断できない力がある。

 

 

【注目カード】

 初戦では石見智翠館と三刀屋は注目カードだ。三刀屋も秋季大会後に行われた1年生大会で出雲地区を制した力がある。三刀屋の投手陣がどこまで石見智翠館打線に通用するのかが見所だ。

 

 邇摩と安来も注目カードだ。邇摩の清水晴、安来は岩田と両校力のある速球が持ち味の右腕を擁する。久しぶりの試合となるため、試合展開の予想は難しいが見応えのある試合となるだろう。

 

 松江農林と大社の初戦も注目だ。特に松江農林のエースは左腕のため、秋に立正大淞南の左変則の川口に僅か1安打で完封された大社打線の成長が見られるか注目だ。

 

 D6①の準々決勝で石見智翠館と大社が対戦すれば、今代の行く末を左右する一戦となるだろう。島根県トップレベルの投手陣の投げ合いが期待できる。

 

 

【注目チームと選手】

 第2シードの石見智翠館は昨年代から出場経験を積んだ選手が多く恵まれた戦力を活かして厳しい組み合わせを勝ち上がった。実力は本物で秋季中国大会でも県勢唯一準々決勝へ進出した。秋時点の戦力では甲子園に最も近い所にいるチームだ。

 投手陣が3枚揃っていることが夏に向けて大きな武器となる。昨夏も主戦投手として活躍した右腕の住田が秋にエースナンバーを背負い、多くの試合を投げた。最速140km/hを計測した直球は常時130km/h中盤から後半を安定して計測していて、身長が高くないものの上からの角度を感じる。多彩な変化球も操り島根県の右腕では指折りの好投手だ。秋時点で1人で1試合投げ抜くスタミナがある。秋は準決勝以降立ち上がりに制球を乱し、右打者側へ直球が抜けてしまうことが目立った。それでも大崩れせずにまとめた部分は素晴らしかった。

 2番手の蘭は故障から復帰し、回数は少なかったもののリリーフで試合の要所を託されることが多かった。左スリークォーターから130km/h前半の直球とスライダー、チェンジアップといった球種を軸に横の角度を活かした投球が持ち味だ。制球も大きく荒れず安定感があり、秋時点では3投手の中でリリーフが最も上手いように見えた。3番手の橋本は左の速球派で、130km/h中盤の力のある速球と投げっぷりが魅力だ。春にあった変化球時の腕の緩みが改善された。変化球の制球が秋時点での課題だ。秋には隈も投げていたが登板機会を見ることはできていない。1年生大会では右腕の木寺が好投し、来年を見据えると橋本と2枚看板を形成するために春も登板機会があるのではないだろうか。

 野手では捕手の田中、遊撃手の吉村、一塁手の有村が主軸となる。秋季島根県大会では1番吉村、2番に有村、3番田中と鍵となる選手を上位に並べていたが、中国大会では3選手の並び順は変えずに2〜4番に配置した。吉村が出塁し盗塁、有村の安打で2人で1点という展開を志向している。一方で中軸から下位打線の選手は激しく入れ替えた。県大会では4番に下垣を入れていたが、中国大会では初戦の相手が県大会で苦戦した左腕ということもあり下位打線に右打者を並べた。捕手への邪飛で捕球体勢が悪いとタッチアップするなど積極的な走塁姿勢も良かった。秋は序盤から中盤に集中打で大量得点する一方、以降に得点できない展開が多かったため6回以降の集中力が攻撃の課題。守備では秋に敗れた県大会決勝戦、中国大会準々決勝と序盤に失策から崩れて敗れた。バッテリーミスも多く守備力向上も春の課題だ。

 

 三刀屋の秋は初戦で松江南に接戦での完封負けであったが、特に守りで動きの良さを見せつけた。1年生大会では出雲地区を制し下級生に力があることが特徴的なチームだ。

 投手では菅澤と長谷の右腕2投手で秋は継投してきた。菅澤は直球のスピードこそ120km/h前後だが、手元で動く球が厄介だ。長谷は130km/h前後の直球が武器でタイプの異なる投手を駆使する。恐らく1年生大会では長谷が好投したのではないだろうか。

 秋季大会では田中、矢田貝、今岡、森廣と1年生が上位打線にずらりと並んだ。打線が強力な印象は無いが、唯一上位打線に座る上級生の長岡、1年生で夏をレギュラーとして経験した矢田貝の活躍でチームに勢いをつけたい。

 

 邇摩は秋に出雲商業とのタイブレークを制し16強へ進出した。1年生大会では強豪校の多い石見地区で準優勝と力を示し力をつけつつある。

 投手は非常に多くのタイプの投手を揃えている。2年生の清水晴は力強い直球が武器の右腕だ。昨年から稗田の故障もあり登板機会が多く、130km/h前後まで直球のスピードも速くなってきた。テークバックが小さくなり制球も安定しつつある。1年生大会ではエースとして石見智翠館を撃破する活躍をした。今代でもエースとして活躍が期待される。左腕の稗田は昨秋は故障に苦しんだが復帰していれば戦力としてプラスに働くだろう。稗田とは正反対の軟投派で多彩な球種を器用に操る。左横手の宇賀も変則投手として昨秋の矢上戦で好投した。右横手の柳原や左腕の木曽と多様性を持った投手を多く抱えている。

 野手では遊撃手の青木、捕手の松浦、一塁手の安田が主軸だ。青木は脚が速いことが武器で、攻守に武器を活かしてくる。松浦と安田は力強い打撃が持ち味の左打者だ。安田は昨夏も本塁打を放っている。課題は秋に目立った失策の多い守備だろう。打たせて取るタイプの投手が多いだけに安定して強豪校と戦うには守備の土台が欲しい所だ。加えて四死球で無駄な走者を出さないことが鍵となるだろう。

 

 秋8強の安来は秋季大会は初戦で開星に競り負けたものの、チームの大半が入れ替わりながらも強豪校相手に善戦したという収穫があった。チームの大黒柱はエースの岩田だ。秋はエースナンバーを付けてこそいなかったものの、強力な開星打線を僅か4失点に防いだ。130km/h前半の力強い直球が武器だ。

 打線でも岩田が大黒柱だ。秋の開星戦ではチーム全体で3安打10三振と振るわなかった打線において、2打数2安打2四球と1人気を吐いたのが岩田であった。走者を溜めて岩田に回すことが得点に繋がるだろう。

 

 大社は昨年代で出場していた選手が多く、投手も複数枚残っていたため優勝候補に挙げた。しかし、準々決勝で立正大淞南の川口に1安打完封負けを喫した。

 投手ではエースで主将となった長畑廉が秋は大半を投げた。右上から140km/h前後の直球を安定して投げる。秋は夏ほどのベース上での直球の強さが無いように感じた。3回戦で平田の山本との投手戦を制したが、準々決勝では疲れからか直球の制球に苦しみ修正できない間に決勝点を与えた。夏へ向けての課題は変化球の精度の向上と炎天下の夏に連投できるスタミナをつけることだろう。秋は右腕の樋道が2番手を務めたが、秋に登板機会の無かった右変則の堀江凌の復調無しで夏を勝ち抜くことは難しい。

 今年代も野手の力が甲子園へ行けるかの最大のポイントとなるだろう。下級生から活躍しているエースがいる時にありがちなのは、秋・春は投手の活躍で何とか上位進出できても夏に勝てない事例だ。だからこそ冬の間の野手陣の成長がチームに求められている。一塁手の古川、三塁手の山根、遊撃手の原田、外野手の長畑彩が主軸となる。秋はチーム全体的にバットが振れていない印象で、打線の核となる打者がいなかった。更に敗れた立正大淞南戦では狙い球があやふやか絞り方が適切でない印象を受けた。加えて昨年は1年を通じて左腕投手の攻略に非常に苦しんだ印象がある。それだけに春の初戦の松江農林戦で左腕に対応できているかが見物だ。加えて、守備が安定しているチームの好投手からどれだけ点を奪えるかも見所に据えたい。

 

 益田はエースの山鳥がどこまで投げられるかが鍵となる。松江商業の千久谷、松江農林の山田と下級生からマウンド経験豊富な左腕がいる。

 

 

 明日はDゾーンの見どころを紹介します。お楽しみにお待ちください。