島根県高校野球
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2026/07

23

第108回
選手権島根大会
準決勝の見所

大会も佳境を迎え、甲子園出場の見えてくる入口ともいえる準決勝です。今日の記事ではそんな準決勝2試合の見所を紹介します。

 

 

 

【準々決勝以降】

準々決勝以降組み合わせ

準々決勝以降組み合わせ

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【見所】

 今代の「島根四天王」による決戦となる。今大会は非常に珍しく4強に全てシード校が勝ち上がってきた。春季大会の準決勝と全く同じ組み合わせとなった。既に対戦経験があるカードだけにリベンジを果たすか!はたまた春季大会同様の結果となるか!熱戦が期待される。

 

 

 

 

 

【各試合の見所】

石見智翠館 対 立正大淞南

 

【準々決勝の勝ち上がり】

 石見智翠館は準々決勝で益田東と対戦。延長10回タイブレークの末サヨナラで勝利した。相手エース梶谷の立ち上がりを攻め、外角の球を踏み込んで狙い打ちして田中の犠飛で先制すると、中田のセフティースクイズで2点目を奪う。しかし、4回まで好投していた橋本が球威がやや落ち始めると5回に内野ゴロの間に1点、6回に猪谷の犠飛で同点を許し、7回に2死1・2塁のエンドランが遊撃手の悪送球を誘い逆転を許した。5回6回と三者凡退に抑えられ益田東に完全に流れが傾いた7回裏に石見智翠館は複数の失策から好機を作り谷口の適時打で同点に追いつくと、7回途中からリリーフしたエース住田が被安打0の好投で流れをたぐり寄せると、タイブレークとなった10回裏に1死満塁から不振に苦しむ有村がサヨナラ打を放ち熱戦を制した。

石見智翠館データ 石見智翠館データ

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 立正大淞南は準々決勝で松江南と対戦。2年連続で負けている準々決勝ということもあり3試合連続でエース川口を先発マウンドに送るも、初回に1点を先制される。直後の1回裏に立正大淞南は川口の適時打で同点に追いつくと、3回に太田が内野ゴロを放つ間に勝ち越しに成功する。5回には左打者の太田が右打席に入りセフティースクイズを決めると、福山にも適時打が生まれ大きな2点を奪った。7回にも福山の適時二塁打で2点を奪いリードを広げた。エース川口は2回以降ピンチは作るものの粘り強く無失点投球を続けると、点差のついた8回から筒浦に継投。立ち上がりに1失点したものの試合を締めた。

立正大淞南データ 立正大淞南データ

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【過去の対戦】

春季島根県大会 準決勝

〇石見智翠館 6対1 立正大淞南

 春季島根県大会準決勝は石見智翠館は橋本から住田の継投、立正大淞南は川口に先発を託して本気でぶつかった。石見智翠館打線が川口を良く研究していた印象で右打者がインコースの直球を迷いなく振り抜いて塩谷、有村、オセモータの3選手が本塁打を放つなどして6得点と攻略した。ただし、この試合では川口がチェンジアップを封印していたことに留意しておきたい。立正大淞南打線は橋本と住田に完全に抑え込まれ、4回に太田と川口が出塁して送りバントして福山の犠飛で奪った1得点に留まった。

 

 

春季中国大会 準決勝

〇石見智翠館 9対4 立正大淞南

 春季中国大会の準決勝でも両者は対戦した。両者ともに春季島根県大会で登板を避けた投手陣で戦った。立正大淞南が4回に上原、西里の適時打で逆転したが、直後に塩谷の適時二塁打で石見智翠館が追いつくと、5回に石見智翠館が吉村、田中、オセモータの適時打で一挙5得点を挙げて試合を決めた。

 

 

【試合の見所】

 立正大淞南とディフェンスVS石見智翠館の攻撃力の矛楯対決が見所となる。ここまで2度の対戦はいずれも石見智翠館が6得点以上と堅守を誇る立正大淞南の盾を貫いた形となった。

 立正大淞南の屋台骨であるエース川口の投球に注目したい。春季島根県大会では右打者にインコースの直球を迷いなく振り抜かれて3本塁打を許したが、封印していたチェンジアップを解禁することでどの程度石見智翠館打線の反応が変わるかが見所だ。また、川口は3試合連続先発で、ここまで22回318球を投げている。上手く力をセーブして投げているが疲労の具合がどうか心配だ。基本的に110球程度でリリーフの筒浦に継投しているので筒浦が締める形になることも充分に考えられる。

 一方、立正大淞南打線は石見智翠館の橋本→住田の継投からどう得点するのか春からの成長を見せたい。石見智翠館は両投手共に調子が良く中々大量点は考えにくい。相手の守備のミスから少ない好機に巧みに得点を重ねたい。

 展開としては立正大淞南は3点以下のロースコアの投手戦に持ち込めば勝機がある。打ち合いなら投手の枚数、打線の爆発力共に石見智翠館に部がある。石見智翠館は全試合先制点を奪っていて、リードされてもすぐに追いついていてビハインド経験は少ない。立正大淞南が石見智翠館をビハインドにする時間帯が長くなれば面白い展開となるだろう。

 

 

 

 

 

開星 対 島根中央

 

【準々決勝の勝ち上がり】

 開星は5回コールドと準々決勝で松江商業を圧倒して4強に進出した。2回に景山、平田の適時打で3点先制すると、3回に山﨑のスクイズ、和田の適時打で3点、4回に澁谷、山﨑、和田の適時打などで5点を奪った。投手は森が緩いチェンジアップを上手く使い緩急で相手打線を翻弄すると、5回から生和に継投して試合を締めた。

開星データ 開星データ

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 島根中央は秋に対戦した松江北を秋と同じく7回コールドで撃破。鬼門を突破し、島根中央となってから初めての夏の4強に勝ち進んだ。先制点を許したが直後の1回裏に筒井の二塁打を起点に澁谷、森脇の連続適時打で逆転する。その後は無得点が続いたが5回にも澁谷と森脇の連続適時打で3点、6回に筒井、髙木とキーマンに適時打が飛び出すなどして3点を加え7点差とした。先発の梶は立ち上がりに1点を許したものの、右腕から直球とスライダー、ツーシームなどで松江北打線に的を絞らせなかった。梶が完投したことでエース塩崎を休ませ万全の状態で準決勝へ挑む。

島根中央データ 島根中央データ

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【過去の対戦】

春季島根県大会 準決勝

〇開星 10対4 島根中央

 春季島根県大会の準決勝で今代の対戦経験がある。開星は森から生和と今大会と同じ継投、一方島根中央はエース塩崎を登板させず佐藤僚、辻、梶と継投して戦った。島根中央が四死球とバッテリーミスなどで崩れた所から序盤に島根中央が失点を重ねた。島根中央は3回裏に野津と大谷の適時打などで3点を返すと、5回にも大谷の適時打で同点に追いついた。しかし、6回表に開星は三島と松本に本塁打が飛び出し一挙5得点で試合を決めた。開星は5回途中からリリーフした生和が無失点に抑える好投を見せ、開星が勝利した。

 

 

【試合の見所】

 見所は開星打線VS島根中央のエース塩崎となるだろう。試合は4点前後で決着するのではないだろうか。両者ともに逆転して勝利しているだけに粘り強い戦いに期待できる。島根中央が開星打線に呑み込まれなければ、終盤までもつれる試合となるだろう。投手戦に持ち込みたい島根中央が先制してリードして終盤にプレッシャーをかけたい。

 ポイントとなる開星打線と塩崎は初対戦となる上に、今大会塩崎の投球を筆者が観戦できていないためどのような調子や投球となるか予想がしにくい。春季中国大会までの塩崎の投球を参考に考えるのであれば、開星は高めの直球、高低差のある変化球への対応がポイントになる。特に高めの直球への対応は試合を左右するポイントとなるだろう。また、変化球で好き勝手にカウントを整えられると苦戦は必須になる。カウント有利を作るか不利を作るかにも注目して見てほしい。開星はスクイズなどの小技も活かして先制して優位に進めたい。

 島根中央打線は好調の開星投手陣から少なくとも3点程度は奪えると見込んでいるのでは無いかと見ている。理由は開星投手陣の四死球の多さと島根中央の好調な打率にある。そのように考えるのであれば、塩崎が3点以下に抑えることができれば島根中央にも勝機がある。反対に打ち合いになれば迫力ある打線のある開星が有利になる。島根中央は黒田・筒井を軸に好機を作って勝負強い中軸で返したい。そのためには開星の森の多彩な変化球での緩急などで的を絞られない状況を打破することがポイントになる。

 

 

 

 

 

明日はいよいよ準決勝!今年の甲子園をかけた決勝戦のカードが決まります。

 

明日も県立浜山球場でお会いしましょう。