H O M E
次の記事へ>
こんばんは。管理人のジョーです。
今日は第4シード立正大淞南のいるCブロックの各校ついて紹介します。
【Cブロック】
Cブロック組み合わせ
<画像を押して拡大>
【見所】
Cブロックは第4シード立正大淞南と大社の一騎打ちの構図となっている。ディフェンスが良く、小技を絡めた攻撃のできる似たチームカラーの両校の対戦が実現すれば、夏は2012年以来14年ぶりとかなり久しぶりの対戦となる。秋季大会では立正大淞南が1安打完封と完勝した。大社は先制点を必ず奪い、主導権を握ることがリベンジの鍵となるだろう。大社と初戦で対戦する明誠も今春から新田監督が就任し着々と力を蓄えてきている厄介な強敵だ。ポイントこそ稼いでいないが松江南、大田、浜田といずれも強豪校に善戦しているので油断ならない。
10.立正大淞南
秋:3位 春:4位 松江:優勝
今代は昨夏から中軸を務めている野手と投手2枚が残る形でスタートした。昨年代と異なり秋からチームの核が固まっており、エース川口の活躍で秋の島根県大会を勝ち上がった。特に準々決勝では同ブロックの強豪校である大社を1安打完封し自信をつけた。準決勝では島根中央に敗れたが、3位決定戦ではDブロックの強豪矢上の立ち上がりを攻めて3位となった。秋季中国大会では初戦で鳥取城北と対戦し、9回2死から逆転を許し勝利を逃した。春は厳しい組み合わせながら、3回戦で強豪校の益田東を佐多の本塁打などもあり、紙一重の接戦を制した。準々決勝では平田にリードされる展開が続いたが、終盤に再逆転し試合巧者ぶりを見せつけた。しかし、準決勝の石見智翠館には完全に力負け。3位決定戦では秋に続き島根中央の塩崎に抑え込まれ敗れた。春季中国大会では境をコールドで下すも、準々決勝で再び石見智翠館と対戦。中盤に追いつく意地は見せたが、直後に引き離されて敗れた。松江地区大会では主力を使って勝ちにいった。投手陣が崩れ失点がやや目立ったが、平均10得点の打線がカバーしてみせた。決勝戦の安来戦では9回2死から3点を追いつかれ、タイブレークに突入した。最後は1点差に詰め寄られたが、逃げ切って優勝を飾った。夏に良い弾みをつけて入ることができている。単純な戦力なら石見智翠館への対抗馬筆頭だ。
特徴は春の時点では最もチームの完成度が高いことだろう。試合展開では初回の得点率の高さが今代の特徴だ。全17試合中10試合で初回に得点している。そのため先制点も奪うことが多い。松江地区大会では初回の失点も多かったが、打線が直後に得点して逆転か反撃の雰囲気を作れていたことで、先制されても逆転勝ちできるようになってきた。先制されても一方的に負けることは無く、必ず追いついてくる厄介さも持ち合わせている。一方で先制しても一時同点や逆転を許すことが多いことも特徴的で、春の島根県大会は4試合中3試合で逆転を許してしまっている。加えて9回に失点すると同点や逆転まで雰囲気で持っていかれてしまうことも弱点であろう。
投手ではエース川口の成長が今代の躍進を支えている。左横手から直球、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシームと多彩な変化球を操る。直球は常時120km/h後半と普段は制球を重視しているが、ギアを上げると130km/h中盤と秋から春にかけてスピードが10km/h近く速くなり力勝負を要所要所でできるようになった。また、試合中盤には120km/h前半のツーシームと直球系の球種で細かな緩急も使えることも厄介なポイントだ。春はあまり使わないようにしていたチェンジアップも右打者にとっては厄介極まりない球である。秋は試合終盤に四死球を沢山出してしまい苦しい投球となることが多かったが、春以降は改善されつつある。秋は右打者のアウトコースへの投球が得意でクロスに入るインコースへの投球は不安定だったが、春以降は右打者のインコースへの制球も安定したことで左打者への制球の不安さは消えた。力勝負の際は真ん中高めの直球も投げるようになり、高低も使えるようになった。しかし、先制しても逆転されている要因として試合途中の特に2巡目に突如制球を乱す回がある。やや振り回す傾向のあるスイングの強い打者に弱い傾向がある。しかし、チェンジアップを春にあまり投げなかったことが原因にも見えた。牽制が上手いため、大社の機動力を秋は完全に封じていた。
2番手の山腰は昨夏はエースナンバーを背負った左腕だ。左のスリークォーターから130km/h前後の直球と横に手元で小さく曲がるスライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を操る。手元で動く球種が多いことが武器だ。制球がチームの中では安定しているため、先発に起用されることが多い。しかし、春以降はやや制球を乱す場面が多く、ベルト近辺の高さの球をセンター中心に打ち返されて失点することが目立った。
エースと2番手が左腕の技巧派のため右腕の速球派が欲しいというチームの求人を春以降に埋めてきたのが筒浦だ。筒浦は右上から最速130km/h後半の速球とスライダー、落ちる変化球を主体に組み立てる。春の平田戦で好リリーフで信頼を勝ち取ると、3位決定戦の島根中央戦では立ち上がりに失点したもののすぐに修正して好投。春季中国大会でも緊急リリーフするなど先発とリリーフ両方をこなすことができる器用さも併せ持つ。今大会では川口がバテた際に後ろを任されるのはタイプが違い、球威もあるこの投手では無いだろうか。春を見る限り直球のスピードが試合によってムラがあるが、それでも安定して好投している。4番手は左腕の山根で春季中国大会の準決勝では先発を任された。左上から高さのある角度と、右打者へのインコースへの球が武器だ。直球は120km/h後半ながら右打者のインコースへはナチュラルか球が手元で鋭くカットすることが持ち味だ。他にも右腕の森内、右横手の幸地などが揃う。
野手は下級生時から出場している川口、太田、福山、佐多、柴垣らが中軸を務める。打線では秋から2番太田、3番川口の並びは頑なに崩さず、5人が続くような嫌らしい打線を組んできていた。春は1番に佐多、4番に柴垣、5番に福山を配置した。しかし、春季中国大会と松江地区大会共に佐多が試合に出場しておらずアクシデントの可能性がある。佐多が不在時は福山を1番にして、5番は変わることがあるが右打者が続くため、左打者で勝負強い打撃が武器の牧を起用することが多い。打線全体でバットは良く振れているが、振り回さずセンター中心の打撃をしている。基本的には外野の間をライナー性の打球で破っての長打が主体だが、春には佐多や柴垣、福山と本塁打を打つ力がつき一発も警戒する必要がある。采配ではセフティー構えでの送りバント、エンドラン、セフティースクイズと多彩な小技をよく使い。セフティーバントやバスターの構えも多用しながら揺さぶってくる。しかし、春季中国大会以降送りバントが決まらないことが多い。特に太田は構え遅れをしてバントを失敗するケースが多かった。
守備は秋からチームの武器としている所である。捕手は柴垣と米盛が争い、春以降は強肩強打の柴垣が正捕手を務める。川口は先発時は大谷ルールを適用し、先発しない時は一塁手を守ることが春は多かった。しかし、夏は緊急登板も考えられるためどうするか采配が見物だ。佐多が不在となると仲田や昆澤などが遊撃手を務めるが松江地区大会では失策もあり、打力と守備両方の面で痛手となる。
11.益 田
秋:16強 春:2回戦 石見:2回戦
昨夏のレギュラーの大半が残り、3年生部員が部員の大半を占めるチームだ。秋は松江高専をコールドで下すも、3回戦で松江北コールドで敗れた。春は初戦で松江商業に敗れ、石見地区大会でも初戦の矢上に敗れて夏を迎える。今代は現地で試合を観戦できていない。
投手では昨夏先発した山鳥と岩井が主戦を務める。山鳥は右上から手元で小さく曲がるスライダーが武器の投手だ。春は登板していなかったが、故障であれば投打の中心として活躍が期待される選手だ。岩井は遊撃手を務める選手だが、投手も春に務めた。
守備では昨夏を経験した正捕手の小笠、二塁手と遊撃手を務める中島、中堅手の石田が主体となる。センターラインは全員昨夏を経験しており、昨夏の悔しさを晴らしたい。攻撃では岩井、山鳥が鍵を握る。
12.大 社
秋:8強 春:8強 出雲:優勝
昨夏からエースと2番手、野手4名が残ってのスタートとなった。秋はエース長畑廉に頼り切りになってしまった。3回戦では平田のエース山本との投手戦を何とか制すと、準々決勝では立正大淞南と対戦。長畑廉は制球に苦しみながらも3失点に抑えたが、打線が1安打に抑え込まれ完封負けした。春は樋道、長畑彩の2投手を主戦に据えて戦った。松江農林、出雲工業、松江商業を全てコールドで下し準々決勝へ進出。準々決勝では樋道が4回に吉村に先制本塁打を許すも5回1失点の好投。打線は5回裏に押し出し四球と併殺崩れの間に逆転した。しかし、6回からリリーフした長畑廉の調子が上がらず、9回2死から塩谷に同点打を許すとタイブレークの末に敗れた。出雲地区大会では出雲工業、飯南、三刀屋を下して優勝した。準決勝の飯南戦、決勝戦の三刀屋戦と先制点を奪われる苦しい展開を跳ね返した。決勝戦の三刀屋戦は鮮やかなサヨナラ勝ちで良い勢いをつけて夏に挑む!
試合展開としては、守備力を活かして粘り強く少ない好機をものにしてくる。ディフェンスに定評があり大崩れしない。しかし、秋、春と敗れた試合はいずれも先制点を相手に許しており、出雲地区大会でも準決勝、決勝戦と先制されている。先制点を死ぬ気で必ず奪い、主導権を握った戦いをできるようになれば、秋・春と苦杯を舐めた私立勢にも勝利できるようになると考えている。また、甲子園に行った代は実力だけでなく、試合の中で見せてくる気迫が凄まじかった。「何が何でも甲子園」では無いが、そういった強さが自発的に出てくれば優勝が狙えるチームだ。初戦の入り方から注目している!
強力な投手陣は県内トップレベルだ。エースの長畑廉は右上から最速140km/h中盤の速球と多彩な変化球を操る。一冬超えて身体が大きくなった。春は調子が上がらず、石見智翠館戦は苦しい投球となった。春以降は元々の武器であった右打者のアウトコースへの制球が不安定なように見えた。この投手が調子のピークを合わせることが優勝の絶対条件だ。長畑彩は春から投手として起用された。130km/h中盤の直球と手元で鋭く曲がる変化球が武器だ。多彩な球種も操る器用さもある。リリーフも上手いので、厳しい状況での救援もあり得るだろう。樋道は制球の良さが武器になった投手だ。秋と春の初戦は制球が乱れて苦しい投球となったが、春の初戦の途中からクイックで投げるようになると制球が安定し急成長してきた。球速は速く無いが、多彩な変化球で打たせて取る投手だ。リリーフ経験は浅いため、先発起用が多くなるのではないかと予想する。昨夏から長らく登板機会の無かった堀江が出雲地区大会で遂に復帰を果たした。右横手から左右に幅のある投球が持ち味だ。タイプの異なる4投手を駆使して厳しいトーナメントを戦い抜く戦力は整った。
野手の強みとして、県内一番の集中力と、やることが迷いなく徹底されていることに注目している。シートノックでは動きのスピードこそ他校に劣るが、丁寧な守備という点なら県内トップレベルだ。特に競った展開でのミスが少なく相手にとっては嫌なことこの上ない。攻撃では徹底して投手が嫌がる攻撃を貫いてくる。春の島根県大会では甘い球が来るまで引きつけて粘って簡単にアウトにならず、甘い球はライナー性の速い打球で逃さなかった。秋に比べて足技も使えるようになっており、送りバントも絡めて好機を広げてくる。選手も試合展開を良く分かっていて、石見智翠館戦の5回の古川が叩いて併殺崩れの間に逆転するなど打つ以外の得点もできるようになった。春は2死からの安打が出ず苦しんだ。しかし、出雲地区大会ではスイングが春と比べてとても強くなり、2死からも安打が出始めたことで大量点も奪えるようになってきた。主軸をあえて挙げるとするならば山根と原田だ。山根は春は調子が悪く8番に置かれたが、出雲地区大会では1番に復帰し反対方向へ長打を打てる力がついてきた。原田も打力がついている。上位打線と下位打線での打力差が少なく、どこからでも得点できることが強みだ。左右のバランスは良いが、立正大淞南戦では左変則の川口が予想される。秋に苦戦した投手かつ、9回投げ切るスタミナがついてきているだけに石飛監督の采配に注目だ。
13.明 誠
秋:2回戦 春:2回戦 石見:8強
秋は初戦で矢上と対戦し、僅か2安打に抑え込まれて敗れた。春からは新田監督が就任。昨夏準優勝メンバーの残る松江南と対戦し、右横手の日高の好投もありタイブレークに持ち込んだが、守備の乱れからサヨナラで敗れた。石見地区大会では初戦で大田と対戦し今代初勝利を挙げる。準々決勝で浜田と対戦し敗れた。今代は現地で試合を観戦できていない。
投手では渡具知、日高を主体に据える。渡具知は昨夏も開幕試合でリリーフした。右上から上の角度がある。直球も威力があり、カーブ、フォークと縦の変化が良い投手であった。日高は右横手の投手だ。今代の登板は無いが、昨夏登板経験のある重本は左横手のトルネードから多彩な変化球を操っていた。石見地区大会では西野、中島という投手もリリーフしていた。
打線は平田、高棟、重本、渡具知の昨夏を経験した選手が中軸を務める。平田と高棟は昨夏も1・2番を任された。石見地区大会では3番に重本、4番にDHで長谷川を起用した。渡具知を投球に専念させるかは采配の見所だ。秋こそ2安打に矢上に抑え込まれたものの、春以降は打力も向上してきている。浜田戦では非常に多くの好機を作ったものの1点とどうやって本塁を踏むかに課題を残している。しかし、二ゴロの間に一気に2塁走者が本塁へ生還するなど走塁意識の高さが伺えるため油断できない相手だ。
明日はDブロックの各校の紹介をお楽しみにお待ちください。
次の記事へ>