こんばんは。管理人のジョーです。

　

昨日、第107回全国高等学校野球選手権島根県大会の組み合わせが決まりましたね！

組み合わせはコチラ

　

今回の記事では今代のここまでの動向を振り返り、今後の記事の日程もお知らせしたいと思います。

　

　

【秋】

2025年代秋季島根県大会

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　秋季島根県大会は出雲商業が出雲産業時代以来64年ぶりの優勝で幕を閉じ、公立高校が３大会連続で秋を制した。出雲商業は昨夏も好救援を見せた勝部を軸に打線も好調とバランスが良かった。準々決勝では益田東を２大会連続で撃破。準決勝では無失点投球を続けていた生越を攻略し大田を倒すと、決勝戦では開星を途中出場の下井の本塁打で決勝点を挙げた。

　惜しくも準優勝となった開星は３枚の強力な投手陣と堅実な守備を武器に好投手擁する相手を続々と倒して勝ち上がった。２回戦では同大会三連覇を狙う浜田と対戦。140km/h超えの速球を連発する山田から６得点を奪いサヨナラ勝ちすると、３回戦では三刀屋と対戦。左腕の矢田貝から投手戦の末サヨナラ勝ちを収めた。更に準決勝では矢上を相手に２対１と県内で唯一の黒星をつけた。

　３位の矢上は絶対的エース不在の年と見ていたが沢山の投手を駆使し、例年通り毎試合の接戦をものにした。特に準々決勝までの４試合中３試合で１点差の勝負をものにする勝負強さが光った。２回戦では立正大淞南、３回戦では優勝候補であった石見智翠館を零封と強豪私立を連続で倒す実力も見せつけた。

　４位の大田は僅か11人と少数の戦力ながらエース生越の投球を軸とした堅実な守備が光り、準々決勝までの３試合の失点が０点であった。同大会では一方で早い段階の注目校どうしの対決が多く、連覇中の浜田、甲子園で旋風を巻き起こした大社、立正大淞南と近年甲子園出場を果たした強豪校が初戦で姿を消した。

　

　

　

2025年代秋季中国大会

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　秋季中国大会は島根県開催であったことから出雲商業、開星、矢上、大田の４チームが出場した。４チーム中最も勝ち進んだのは矢上で高川学園、倉敷商業を倒して準決勝に進出。準決勝では米子松蔭に敗れ選抜出場は逃したが、この大会から県内のトップに立った。上位進出の原動力となったのが２試合連続で本塁打を放った高橋だ。２本の本塁打ともスリーランであり前半に主導権を握るのに役立った。投手では和田→鈴木→的場のリレーを確立し逃げ切った。

　開星も初戦で下関国際を７回コールドで撃破し、準々決勝では広島商業と対戦。その後神宮大会で準優勝する同校に対し、投手戦の末敗れたが島根県大会でも際立った投手陣は通用することを見せた。一方で左投手の攻略に課題を残す秋となった。

　大田は初戦で境と対戦。直前の強化試合で今春の選抜準優勝に輝いた智弁和歌山を倒し勢いに乗る強敵であったが７回コールドで破る。準々決勝では昨夏甲子園経験者の集う岡山学芸館と対戦。序盤は喰らいついたが連投の疲れからか中盤以降に突き放されて７回コールドで敗れた。

　県大会優勝の出雲商業は初戦で盈進と対戦したが、相手投手の木原の威力ある直球を前に打線が沈黙。勝部の力投虚しく３対１で敗れた。

　

　

　

2025年代１年生大会

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　１年生大会では各地区を勝ち抜いて決勝トーナメントに進出したのは全て複数チームを出場させた学校のＡチームだった。準決勝第１試合では石見地区を制した益田東と出雲地区王者の平田が激突。益田東は秋季大会のレギュラーも多数いた強力打線であったが、平田の山本の鋭く曲がる変化球に対し全く対応できず完封で平田が決勝へ勝ち進んだ。

　準決勝第２試合では直近２大会連続で決勝で対戦している立正大淞南と石見智翠館の対戦となった。立正大淞南が小刻みに得点し石見智翠館の好投手、住田を攻略した。三連覇を逃した石見智翠館も石見地区予選では島根中央の塩崎との投手戦を制し、浜田も撃破するなど存在感は見せつけていた。決勝戦では立正大淞南が６対２で平田を破り３度目の正直で優勝を果たした。

　

　

　

　

　

【冬】

　冬のニュースとしては大田が中国地区の21世紀枠の候補に選出。結果としては選抜出場は叶わずであった。やはり敗れた２試合共に７回コールドでの敗戦であったのが響いた。

　

　

　４月からは公立高校では人事異動で数校の監督が変わった。特に秋の王者出雲商業では大東から赴任した曽田監督に変わる。秋８強の大東に出雲工業から赴任した持田師監督、出雲工業には邇摩で部長を務められていた内藤監督に変わり、三刀屋では國分監督の異動に伴い、奥井部長が監督へ就任した。石見智翠館では再び末光監督が復帰したなどが中心であった

　

　

　

　

　

【春】

2025年代春季島根県大会

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　春季島根県大会は秋季中国大会から世代トップを走る矢上が創部初の春の王者に輝いた。秋と同じく沢山の投手を起用しつつ、多くの試合でスタメン・打順を細かく試しながらの優勝であった。例年と比べて一冬越えて打力が大きく成長したことで、投手戦と乱打戦両方を制しての初優勝となった。

　準優勝は大社で秋の初戦敗退からチームを立て直した。特に準々決勝では秋の王者出雲商業を８回コールドで下し、準決勝では好投手擁する三刀屋からサヨナラ勝ちと長畑廉、堀江凌の２年生投手を中心に５試合で４失点と安定した上位進出の原動力となった。決勝戦では守りが乱れての初回の３失点が命取りとなった。

　３位の開星は３回戦で浜田、準々決勝で石見智翠館と最も厳しいゾーンを勝ち抜いてのシード獲得となったことは高く評価できる。秋季大会から一部レギュラーを入れ替えながらも強力打線を形成。序盤の猛攻で強豪校を下した。しかし、準決勝の矢上戦では６・７回の２回で10失点と秋に改善されていた守備と投手陣の制球に課題を残した。

　４位の三刀屋は矢田貝の投打に渡る活躍でロースコアの試合を制して勝ち上がった。２回戦の島根中央戦では相手投手の塩崎に苦しみ延長10回タイブレークの末サヨナラで下すと、３回戦ではシードの大田をリリーフした生越を打ち崩してサヨナラ勝ち。準々決勝では立正大淞南に先制を許すも逆転勝ちと厳しいゾーンを勝ち上がった内容も良かった。

　

　

　

2025年代地区大会

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　今代は珍しく出雲・石見と松江地区で週が分かれていた。前半の週は天候が優れず出雲地区が準々決勝までで打ち切り、石見地区は大会自体を取りやめるという結果となった。大会の途中打ち切りや中止は実に2011年代以来の出来事であった。

　出雲地区は秋・春と結果を残したチームが多く、激戦となった。その中で三刀屋、大東、大社、出雲商業が４強に勝ち残った。三刀屋は春季大会で湿った打線が奮起し大量11得点を奪った。大東は監督も変わりロースコアの接戦もものにできるようになった。大社は初戦に出雲と対戦する注目のカードとなったがこれを退ける強さを見せた。出雲商業は難敵出雲工業を退け安定した戦いぶりを見せた。

　松江地区では開星が優勝した。様々な野手を試しつつも勝ち上がるにつれ春のレギュラーメンバーを増やし安来、立正大淞南と実力のあるチームを撃破しての優勝と勢いをつけて夏に迎える最高の結果であった。準優勝の立正大淞南はレギュラーメンバーを固定せず、途中出場で沢山の選手を起用しながらも準優勝と結果を残せる底力をつけてきた。４強の松江商業は４試合で４本塁打と長打力が光り、隠岐は粘り強い攻撃で準々決勝では９回に試合をひっくり返した。

　

　

　

2025年代春季中国大会

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　岡山開催の春季中国大会には矢上が出場。初戦の玉野光南に安定した試合運びて勝利するも、準決勝の倉敷商業戦では中盤以降に守備の送球ミスなどが続出し６回コールドで敗れた。

　

　

　

2025年代山陰大会

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　山陰大会には矢上と大社が出場。大社は初戦に鳥取城北と対戦するも中盤以降に力の差を見せつけられた。それでも同点に追いつきタイブレークに持ち込んだ粘り強さは武器となるだろう。

　矢上は初戦で米子東と対戦。相手のミスから序盤に大量点を貰うも逃げ切れずタイブレークとなったがサヨナラで下す。決勝戦では鳥取城北と対戦し、序盤から良く狙いを絞った攻撃で４回で14点を奪い山陰大会を制し、勢いをつけた状態で夏を迎える。

　

　

　

　

　

【総合】

　最後に今代の成績をポイント化した表を掲載している。ポイントは秋季島根県大会と春季島根県大会を対象として、優勝を６Ｐ、準優勝を５Ｐ、３位を４Ｐ、４位を３Ｐ、８強で２Ｐ、16強で１Ｐとして計算した。参考に掲載しただけなので特段の説明は無い。

2025年代ポイント計算

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　かなりの長文になってしまいましたが、以上が今代の夏を迎えるまでの動向でした。

　

　

　

【今後の記事スケジュール】

〇20日：トーナメント変更や今代全体の特徴

〇21日：Ａゾーン

〇22日：Ｂゾーン

〇23日：Ｃゾーン

〇24日：Ｄゾーン

〇25日：Ｅゾーン

〇26日：Ｆゾーン

〇27日：Ｇゾーン

〇28日：Ｈゾーン

ゾーン分け

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